神奈川県教職員組合

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神奈川の教科書・採択問題を考えるつどい

「神奈川の教科書・採択問題にとりくむ会」は幅広く県民・市民・労組等と連携して、民主的で公正・公平かつ開かれた教科書採択と学校現場や保護者・地域住民の意見を反映した採択制度を求め、学習会や集会等にとりくんでいます。

7月13日に横浜市社会福祉センターホールにおいて、「神奈川の教科書・歴史問題を考えるつどい」を開催し、学習を深めました。  

   はじめに、県内中学校社会科教科書の採択状況とこれまでの経緯、今年度行われる小学校道徳の教科書採択について、教科書採択において現場の意見が届きにくくなってきたこと、「特別の教科道徳」が先行実施されていること、道徳の教科書の様々な問題点や採択に向け、展示会に参加し意見反映をしていくことの必要性について等の報告がありました。課題は多々ありますが、教科書に対して高い意識を持つことの必要性が確認されました。

 続いて、嶺井正也さん(専修大学教授)を講師に招き、「特別の教科道徳の成立と教育勅語容認をつなぐもの」と題した講演を受けました。道徳の教科化に至る前の経経過、教育勅語の問題点、教科化される道徳に対して、私たちのへ課題提起等の話がありました。

 参加者からは、「教育勅語について、また、歴史的流れについて大変よくわかりました。私たちのこれからの課題についてもはっきり認識ができました。」「主権在民であることを柱にして、多様性を認める道徳について考えていきたいと思いました。子どもの権利を守り、教育に携わっていきたいと思います。」との声がありました。

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