神奈川県教職員組合

神奈川県教職員組合とは

委員長挨拶

確実な前進を!!

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、子どもたちを含む私たちの日常は大きく変貌を遂げてしまいました。経済・雇用をはじめ、格差・貧困など多方面に深刻な影響を生じさせております。しかし、この感染症が、社会にもたらしたものは、決して新しい課題等ではないことも事実です。言い換えるならば、従前の課題をより可視化されるようになったことを注目する必要があります。なかでも、学校という場が子どもたちや社会生活にとって、エッセンシャル場であり、教職員がエッセンシャルワーカーとして、社会に認識されたことは、極めて意義深いものだと感じます。今も続く感染症に対し、私たちは子どもたちの生活を守り続けるため、日々努力を積み重ねていることに、社会からの一層の認知が深まることを期待してやみません。

 昨年度末に、文部科学省は教員の未配置の実態調査を公表しました。免許更新制の廃止とあわせ、文科省が未配置を認めたことと、その実態が全国に及んでいることを明らかにしたことは、一歩前進としつつも、年度末にかけて深刻化する実態は、調査により明らかにされていません。教員採用試験の志願倍率は年々減少してきています。すでに市教委や都道府県教委による対策は限界を迎えています。文科省による抜本的な対策がなければ、子どもたちの学びに、深刻な影響を生じさせることが懸念されます。言うまでも無く、この問題の解決の過程において、学校における働き方改革の確実な前進をしていかねければなりません。

神奈川県教職員組合 執行委員長 島﨑直人

活動内容

教職員の生活と権利

  • 賃金・諸手当の改善
  • 勤務条件の改善
  • 社会保障制度の改善

教職員の福利・厚生

  • 厚生事業の推進
  • 共済事業の充実
  • 生活保障の拡充

  

教育実践と民主教育の確立をめざして

  • 教育改革運動
  • 教育研究活動の推進
  • 教職員研修の充実

   

平和・人権・環境を守る

  • 軍縮・反戦・反基地・平和
  • 人権擁護・環境保全
  • 民主教育のための政治改革

 

教育条件の向上

  • 教育予算の増額
  • 教職員の定数増
  • 教育費の保護者負担軽減

わたしたちの組織

神奈川県教職員組合(神教組)は、三浦半島・湘南・湘北地区・中・西湘の五地区教職員組合が結集して組織している連合体の教職員組合です。1947年に結成しました。 さらに、全国の各都道府県の教職員組合によって日本教職員組合(日教組)が構成されています。 県内には、日教組傘下の教職員組合として、県立高校の教職員で組織する神奈川県高等学校教職員組合(神高教)、横浜市の教職員で組織する横浜市教職員組合(浜教組)、川崎市の教職員で組織する川崎市教職員組合(川教組)があります。神教組と浜教組、川教組で、かながわ教職員組合連合(かな教組連合)を組織しています。また、かな教組連合と神高教とで神奈川県教職員組合協議会(神教協)を組織し、県段階における共通の教育課題の解決などにとりくんでいます。

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