神奈川県教職員組合

 

 2月27日、神奈川県教育会館において2018神教組春闘討論集会を開催しました。今期の春闘情勢認識や、教職員としての「働き方改革」についての社会的関心が高まっていることをとらえ、私たち自身の意識改革も含めたとりくみの重要性を確認しました。講演では日本女子体育大学教授の青木純一さんに「教職員の働き方改革とサポートスタッフの現状について」と題して、中教審での議論の最新情報や他国の学校事情、スクールカウンセラーや学習支援等の「サポートスタッフ」全国調査の中間まとめをお話いただきました。

 学校現場をとりまく厳しい情勢は相変わらずですが、実際に子どもと向きあっている教職員と、子どもたち自身が、それぞれ生き生きと日々活躍し、安心して生活できる居場所としての学校づくりがさらに進められていくために、私たちにできることを積み重ねていかなくてはなりません。

 年度末迫る大変忙しい時期ではありましたが、多くの参加者があり、熱気を帯びた充実した時間になりました。

 

1月27日、神奈川県教育会館において「2017年度神教組青年教職員学習会」を開催しました。

今年度は、「学校現場での働き方改革」をテーマとして、各地区から集まった青年教職員50人が、ともに学びました。

第1部では、(株)ワーク・ライフバランスの深堀雅史さんから「学校現場での働き方改革の事例と提言」と題した講演をいただきました。

第2部では、講演で学んだことを踏まえながら「私たちができること」をテーマに、職場での課題やこれからとりくめることなどをディスカッションし、学びを深めました。

参加者からは、「今日的な課題のテーマで興味深かった」、「他地区の方と情報交換ができることは大変意義深かった」、「自らの意識改革をし、身近な所から自分たちの働き方を変えていきたい」といった感想が寄せられました。

学校現場の働き方改革の実現にむけては、制度を整えていくことと同時に、私たちの意識を変えていく必要があります。特に青年層の教職員が自分の働き方について考え、見直すべき部分は見直し、発信していける存在になっていくことが期待されています。

今後も引き続き、学校現場の働き方について考えていきたいと思います。

1月26日、横浜市開港記念会館にて「神教組第9回憲法学習会」を開催しました。「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人でもある愛敬浩二さん(名古屋大学)を講師に迎え、「憲法9条と改憲問題―自衛隊条項、緊急事態条項とは何か」と題して、講演をいただきました。県内各地から多くの参加者があり、国会で進む憲法改正議論の問題点について学びました。

 参加者からは、「専門家のお話を聴く機会はなかなか無いので、今の政治情勢についても分かり、有意義な時間を過ごすことができた」、「憲法論議と改憲論議の違いや憲法に規定すべき事柄など、憲法について考える視点が以前よりもはっきりしてきた」、「自民党改憲草案や緊急事態条項についてわかりやすく解説してもらえた。今回の講演内容について周囲と語り合う大切さを感じました」といった感想が寄せられました。

憲法に関わるニュースを耳にすることが多くなってきた今日、一人ひとりがさらに学習を深め、考えて行く必要があります。

子どもたちの豊かな育ちと学びを支援する神奈川連絡会(子ども支援神奈川連絡会)は1月19日(金)、神奈川県教育会館で2017年度第2回学習会を開催し、年間テーマである「子どもの『居場所』と『つながり』について」のもと、4つの分散会で意見交換を行いました。

 

 

「子どもの『居場所』づくり」や、「子どもが安心して相談したり、SOSを発信したりできる『つながり』の構築」などをテーマの中心に据えて、子どもたちが抱えている課題や、その解決に向けてそれぞれの立場でできること、連携の可能性等について、活発な議論が交わされました。

 

 

 1月10日、ワークピア横浜において「神教組結成70周年・2018神教組旗開き」を開催しました。多くの来賓の方々と地区教組役員等の参加があり、華やかな雰囲気の中で和やかに会が進行しました。

 芹沢執行委員長は冒頭挨拶の中で、これまで歴史的に神教組が積み重ねてきた運動があって現在があること、12月に開催した臨時大会において「かながわ教職員組合連合」が新たに設立されること等について触れ、今後も神奈川の地において県内教育運動・労働運動・平和・人権のとりくみ等にとりくんでいく決意を述べました。

 その後、黒岩神奈川県知事や泉日教組中央執行委員長、柏木連合神奈川会長、福永神教組役員OB会長から、それぞれご挨拶をいただき、新年の鏡開きを盛大に行った後、臼井退女教会長のご発声で乾杯をしました。

 神奈川選出の国会議員からもご挨拶をいただいた後、「かながわ民主教育政治連盟」議員団から新年の抱負と決意を込めたご挨拶をそれぞれいただきました。

 地区教組の書記長からは、今年の決意を述べてもらい、地区教組の個性を感じることができました。

 参加者で輪になって日教組組合歌を歌い、神教組執行部、OB、地区教組執行部が一体となって、最後は芹沢執行委員長の「団結がんばろう」で力強く会を締めくくりました。

 今年も、どうぞよろしくお願いします。

        神教組結成70周年記念リーフレット

 

  12月13日(水)横浜戸塚公会堂にて、神教組第93回臨時大会を開催しました。当日は平日の夕方にも関わらず、代議員302人全員参加のもと、第1号議案として「かながわ教職員組合連合」設立に関する件、第2号議案として神奈川県教職員組合規約の一部改正に関する件について審議しました。

 討論では、新たな「かな教組連合」に期待する役割や、これまでの運動の継承等について述べられ、第1号議案については賛成多数で可決、第2号議案については投票により賛成多数で可決されました。会場内は傍聴者も含めると立ち見の参加者も出るなど、活気に満ちた大会となりました。

 「オールかながわ」の組合運動が作り上げてきた成果を確認し、新たな組織として歩み始める大きな転機となった大会。組合員一人ひとりの理解を今後もすすめ、さらなる運動の前進をはかっていく必要があります。

 神教組は、12月に第93回臨時大会を開催します。本臨時大会は、政令指定都市への給与費等の移譲をふまえ、賃金等交渉における県域、政令指定都市教組の体制確立・強化の観点から現行の組織形態を見直し、新たな全県組織の設立をはかるため開催します。

 議案については、組合委員専用ページ、または、以下のページから確認して下さい。

 リンク先 神教組第93回臨時大会議案

 ※パスワードについては、地区教組へ問い合わせ下さい。

 

 

 10月21日に相模原市民会館にて、第67次神奈川県教育研究集会(かながわ教育フェスティバル2017)を開催しました。オープニングイベントでは、市内中学生によるトーン・チャイムと楽器演奏がありました。とてもすばらしく、一生懸命な姿に心をうたれました。

 

 

 

 引き続く講演会では、絵本作家の内田麟太郎さんにご講演をしていただきました。「言葉の魔術師」といわれている内田さんから、「ことば」の大切さ、子どもたちの発想力やアイデアを引き出すヒント等について話ししていただきました。

10月29日開催の分科会では、教育実践をまとめたレポートを持ち寄り、報告し合う中で、子どもを中心とした教育のあり方について、論議を深めていきたいと考えます。

 

 

神教組事務職員部ニュース 

No3 神教組「県教育施策・教育予算要求書」を提出

No4 文科省2 0 1 8 度予算概算要求
~「学校総務・財務業務の軽減のための共同学校事務
体制の強化」として事務職員400人盛り込む~
(事務職員9年間で8,365人増の計画!!)

  ニュース

 9月5日、連合神奈川第13回「教育を語る県民のつどい」が開催されました。約80人が参加しました。

 冒頭、林事務局長は「今日的な子どもを取り巻く環境を理解することは大切で、子どもの貧困の解消を政策制度の重点要求にしている。フードバンクかながわ(仮称)の設立準備もすすめている」と挨拶をされました。

 続いて、子どもの貧困へのとりくみとして、米田佐知子さん(子どもの未来サポートオフィス代表)から「子どもを取り巻く状況と地域~こども食堂の取り組み」と題した講演を受け、学習を深めました。

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